My Favorite Things

物心ついた頃からアイドルが好きな人のブログ

「おめでとう」を言えた日

めちゃくちゃ久しぶりの更新です!生きてます!

ちょっと書いておかなきゃなぁと思ったことがあったので残しておこうと思います。

 

 

CDTVで披露されたKing&Princeのデビューシングル『シンデレラガール』を観ました。

 

なんていうか、すごかったなぁ。あぁ、本当にデビューするんだなぁって、ちょっと変だけどまるで自分のことのように実感しました。

歌番組のああいうスタジオにキンプリが立つのは、ほぼはじめてに等しいのに、まるでずっと前からそうであったかのように輝いていた6人に鳥肌が立ったし、なんならちょっと泣きそうになりました(笑)

そして、心の底から「デビューおめでとう」って思いました。

やっと、やっと、心の底から言えた気がします。

 

 

ジャニーズJr.の世界、いや芸能界、というかこの人間の世界では、チャンスが巡ってくる順番がある程度決まっていると私は思います。そして、ジャニーズJr.の世界ではその順番は残酷なほどにはっきりと誰の目にもわかるように提示され、しかもそれはいわゆる”大人たち”の思惑によって日々刻々と変わっていくものだと言えるのではないかと思います。

そりゃ、誰だって自分の担当する、一番に応援する子がみんなの中で一番だって思いたいし、そう信じて疑わない瞬間だって確かにあるけれど、でも少なくとも私には、客観的に見ていわゆる”大人たち”の目には自分が一番に応援している子がきっと一番には映っていないんだろうなって引いて見てしまうところがあります。

もしかしたら、そんなのファン失格だと言われるかもしれないけれど、でも21年も生きていたら、そういう社会の摂理みたいなものは悟れるようになります。

 

昨年末まで、多くの人の目には、次にデビューするとしたらMr.KING、次点でPrinceというように映っていたと思います。だから、その二組がKing&Princeとしてデビューすることが決まったという一報を聞いたとき、正直その人選に対して驚きはなかったし、ようやくこの長い一つの時代から抜け出す糸口ができたのではないかと嬉しかった記憶があります。

それでも、私の目にもデビューの順番はまず確かに彼らの番に違いないとはっきり映っていたのに、やっぱりどこか悔しいとか悲しいとか、そんな気持ちがお祝いしようと思うたびに顔を出して心の中をかき乱していったのもまた事実で。

だから、発表のイベントのニュース映像とかはあんまり直視できなくて。

素直に「おめでとう!!」って笑えない自分が嫌で嫌で。。

 

それからもなんとなく深く考えないようにしてここまで来て。

今日、やっと彼らの姿をちゃんとこの目で見て、醜い嫉妬をしないように頑なに目を背けてきた現実と向き合って。

そうしたら、私の知っている彼らよりも何倍も何十倍も輝く彼らに会えました。

 

 

 

私がかつて大好きだったアイドルたちは、プロデューサーの「予定調和では面白くない」という意向によって、想像もつかないような人選やイベントが巻き起こる世界に生きていました。

私が一番大好きで尊敬している子は、姉妹グループの3列目からグループ全体の投票でトップ10入りを果たすようになりました。

自分を発信するための手段もいろいろなものが許されていて、いわゆる”大人たち”には見向きもされなくても、ファンや関係者に見出してもらえればいくらでも下克上が起こせる環境がありました。

もちろんそれだってフェアな世界では決してなくて、ファンの財力・団結力や所属事務所の力に拠る部分も大きかったけれど、「じゃんけんみたいに運は巡るもの」だったのです。

 

でも、私が今応援しているアイドルがいる世界は、これと比べたら幾分不自由な世界です。

ファンが働きかけをできることは、(消費活動以外には)きっとあまりないです。

チャンスの順番待ちの列は1列しかないのに、チャンスの地点からの分岐やその組み合わせは無限大で、もしかしたら願った地点にはたどり着けない人もいるかもしれません。

それでも、そうとわかっていてもチャンスの順番を、身も心も捧げて努力して準備して、健気に待ち続けている人たちがいるから、私は応援せずにはいられないなぁと思うのです。

 

これはどのジャンルにもあることではないかと思いますが、”推され”だから努力しなくても陽の当たる場所でキラキラできるのだという意地悪を言う人もいると思います。

でも、あまりよくできた例えではないのですが、パッと見では陽の当たらない場所で輝いているもののほうが陽の当たる場所で輝いているものよりも、より輝いているように見えたとしても、明るい場所で輝くには周りの光に負けない、強い輝きが必要で、だからそのもの自体も実は陽の当たらない場所で輝くものに比べて、より輝いているのではないかと私は思います。

...なんだかかえってわかりづらくなりましたが(笑)、キンプリは陽の当たる場所で輝くに足るだけの輝きを持ってデビューしていく人たちなんだと、CDTVを観て確信しました。

 

しばらくは全力でフレッシュなアイドルに徹することになるであろう彼らの根幹には、これからもずっと『勝つんだWIN!』や『Bounce To Night』の精神が流れ続けているって信じているので。ずっと前に前に、上に上に、最前線を目指す人たちだと思っているから。

だから「きっと大丈夫だ」って、力強く「いってらっしゃい!」って背中を押せるなという気持ちでいられます。

 

 

なんだかだいぶまとまりを欠いてしまったけれど、あらためてデビュー決定おめでとう。

6人の姿をテレビでたくさん見られるようになる日々が俄然楽しみになったよ。

King&Princeのこれからの日々が、輝かしいものでありつづけますように。